カナヘビ飼育に必要な物一覧
カナヘビ飼育に絶対に必要な物は次の通りです。
カナヘビ飼育に必要な物
- ゲージ
- 餌
- バスキングライト
- 紫外線ライト
- ビタミン&カルシウム剤
爬虫類を飼育している人以外は、バスキングライトと紫外線ライトが必要と知っている人は少ないと思います。
ライトは毎日照射する必要があるため、電気代もかかります。
子供が公園でカナヘビを捕まえたからと言って安易に飼い始めることはおススメしません。
カナヘビ飼育に関して注意すべき点を確認しましょう!
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カナヘビについて詳しく知る
ゲージ
カナヘビを入れておくゲージです。
虫かごでも特に問題はないのですが、次のようなゲージが理想的です。
理想的なゲージ
- 通気性が良い
- ある程度の広さがある
- ライト類が問題なく照射できる
- 生餌を使う場合、生餌が脱走しない
我が家のカナヘビにはこちらのゲージを使っています。
レプテリアの良いところ
- オシャレで見た目が良い
- ゲージ上部が開く
- ゲージ上部から紫外線ライトの照射が可能(ガラスじゃないので紫外線が吸収されない)
- サイズ展開が多い
レプテリアの注意点
- 生餌にレッドローチを使っている場合、ゲージ上部のプラスチック部分に到達できるレイアウトだと隙間から脱走されてしまう
レッドローチの脱走だけ気を付ければ爬虫類飼育に適した作りになっています。
脱走については他のゲージでもある程度注意が必要なのでデメリットという程ではなさそうです。
餌
カナヘビの餌としては次のものがあります。
カナヘビの餌
- 人口飼料
- 生餌
人口飼料
いわゆるペットフード。
カナヘビ用の人口飼料は(多分)販売されていませんが、レオパ用に販売されている人口飼料で代用できます。
餌としては一番お手軽なのですが、野生のカナヘビを捕まえてきた場合、人口飼料を食べない個体もいます。
食べるかどうかは慣れと個体差があります。
我が家で(野生で捕獲してきて)飼っているカナヘビは人口飼料は食べませんでした。
卵から孵化させたカナヘビは食べないことはないですが、生餌に比べると喰いつきがよくありません。
人口飼料を上げる場合の費用は、カナヘビ1匹に対して月200円程度になります。
生餌
生きている昆虫などです。
生餌の入手方法は、捕まえる・購入する(繁殖させる)のいずれかです。
生餌の場合、カルシウムやビタミンが不足しがちなので「ビタミン&カルシウム剤」を添加する必要があります。
野生のクモやバッタ
カナヘビ1匹なら何とかなるかも・・・
という感じで、あまり現実的な方法ではない気がします。
カナヘビの食いつきが良い餌としてクモ・バッタなどですが、安定して餌を供給するのが難しいです。
我が家でも最初はクモを捕まえて与えていましたが、捕まえることができる範囲のクモを食べつくしてしまいましたw
レッドローチ
我が家のカナヘビははレッドローチを主食にしています。
レッドローチのメリット
- 食いつきが抜群
- 繁殖が簡単
- 管理が簡単
- ツルツルした壁を登れない
- 栄養バランスがある程度良い
- 卵生
レッドローチのメリットはカナヘビの食いつきが良く、管理が簡単で、餌としての栄養バランスが悪くない点です。
我が家のカナヘビはみんなレッドローチを食べます。
(大きなサイズを与えるとビビッて食べないことはありますがw)
餌を食べてくれないのは問題ですし、飼育する側もストレスになるのでその点だけでもおススメです。
管理が楽な点も他の餌に比べて優秀な点です。
してレッドローチをペットとして飼うわけではないので管理は楽な方がいいです。
また、餌として栄養バランスも悪くないです。
ダスティング(ビタミン&カルシウム剤の粉をまぶす)をすればカナヘビに必要な栄養は十分です。(ダスティングは他の生餌でも必要です。)
卵生なので繁殖をある程度は調整ができます。(増やしたくない場合には卵を廃棄すれば・・・)
基本的にはツルツルした壁は登れないのですが、汚れがついていると登ってくるので注意して下さい。
レッドローチのデメリット
- 動きが素早く、脱走のリスクがある
- 独特のニオイがする
- 見た目がゴキブリ
デメリットとしては、素早いので脱走のリスクがあることです。
餌としてゲージから出す程度であればそこまで気にする必要はありませんが、掃除等はバスタブで行った方がいいです。(バスタブを登れないので脱走のリスクを減らせます)
ニオイや見た目に関しては人それぞれですが、私も初めは「メッチャキモイ!!!メッチャ臭い!!!」と思いましたが今はほとんど気にならないようになりましたwww
デュビア
デュビアを選ばなかった理由
- カナヘビにはサイズが大きい
- 胎生なので繁殖のコントロールが難しい
カナヘビにはレッドローチの成体でも大きいので、サイズ的に餌として除外しました。
サイズが小さければデュビア使ってるかも。
ミルワーム系
ミルワーム系を選ばなかった理由
- 脂肪が多く栄養バランスが少し悪い
栄養バランスが悪いので除外しました。
コオロギ系
ミルワーム系を選ばなかった理由
- 鳴き声
- 管理が難しい
結構すぐお亡くなりになられるとの情報があったのと、鳴き声があるので除外しました。
バスキングライト
カナヘビを日向ぼっこさせてあげるためのライトです。
カナヘビは変温動物なので体を温めてあげる必要があります。
体を温める必要性
- 活動を活発にする
- 消化を促進する
- 代謝を促進する
私も「夏は暑いからバスキングライトは必要ないだろ!」と思っていましたが、カナヘビは夏でも日向ぼっこします。
夏の外気温でもバスキングライトを照射して、体を温める場所を作る必要があります。
バスキングライトを使用しないと、食欲不振・消化不良・脱皮不全などが起こる可能性があるので注意して下さい。
紫外線ライト
カナヘビなどの昼行性の爬虫類は紫外線を浴びる事でカルシウムの吸収に必要なビタミンD3を体内で生成します。
ビタミン&カルシウム剤を餌に添加しますが、自然界では日向ぼっこで紫外線を浴びてビタミンD3を作ります。
これらが不足すると「くる病」という病気になってしまうこともあるので、紫外線ライトは毎日浴びられるようにしましょう。
ジェックスのゲージを利用していればこちらがおすすめです。
必ずUVBを照射する製品を購入するようにしてください。
ガラス越しだと紫外線が吸収されてしまうので注意して下さい。
これは太陽光で日光浴する際も同じなので、毎日日光浴していてもガラス越しだと紫外線量が不足する可能性があります。
ビタミン&カルシウム剤
紫外線ライトと併用することで「くる病」を予防します。
餌にダスティングしてからあげるようにしてください。